DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2007.11.30

第13号 日刊ゲンダイの山田さんと講談社の浜野さんと書籍の打ち合わせ

 もうとっくのとうにこの日記に登場してもらわなければならないほど、お世話になっている日刊ゲンダイの山田さんと『数字のホンネ』の単行本化の打ち合わせをした。
出版プロデューサーは、山田さんの新社会人からの友人でもある講談社の浜野さん。

 山田さんとは、もうかれこれ20年以上の付き合いである。栗本慎一郎さんとソ連崩壊の取材でモスクワに旅をしたことが昨日のことのように鮮明だ。

 この活字文化がどんどん急速に消え去ろうとしている中で、山田さんも浜野さんも出版文化を最後尾でディフェンスするキーパーである。





2007.11.21

第12号 きみさらすCC帰りの東京湾の夕日は、格別に透けて見える。

 今年は一体、何ラウンドしただろうか。ダイアリーを1月から捲っていくと、ざっと60数ラウンド、プレイしたように思われる。
「思ったより、少ないなぁ・・・・・・」
と言うのは、平日の午後、散歩がてらに9ホール(ハーフ)プレイすることが多いため、回数は多いがラウンド数は思いのほか多くはなかった。


 午前中に4つ5つの会議をこなし、午後1時にコースへ向かう。その殆どは、夜からの仕事に備えるため木更津方面となる。
アクアラインが出来るまで、2時間近くかかった木更津のゴルフコースは、いまや40〜50分の近距離にある。ジェームス・ブラントは、1曲が長いため7〜8曲聴いているともうゴルフ場に到着する。


 この日も木更津市にある「きみさらすCC」へ出掛けた。
1番ホールで、両サイドの枯れ草が音を立てるほどのアゲインスト(逆風)。ティーを短くして、球をやや右寄りに置き、低い弾道のドロウボールを打った。球の落ちどころが良かったのか、ランが30ヤードほど転がった。
 半分減量のためにプレイしているのでカートには乗らず、さほど冷たくない北風に向かって歩き始めると、東京湾の方に向かって見える木更津の丘陵の上に夕焼けに変わろうとしている青い太陽が見えた。

 帰り道を急いでアクアラインを飛ばしていると、さっき見た太陽が僕の好きな”沈みそうな夕焼け”に変わって、東京湾を蜜柑色に”揺らし”ていた。




2007.11.15

第11号 長嶋一茂さんは、出会うたびに新鮮な果物。

 週に1度テレビ番組の企画で、長嶋企画を訪れる。長嶋一茂氏と出会ってかれこれ十数年が経つが、毎回毎回初めて出会ったときの様に鮮度が落ちないのはとても不思議だ。瞬間のアイコンタクトが水水しい・・・・
「東さん、こんにちわ」
「どうも一茂さん、こんにちわ」


 何十回も何百回も出会う度にこの挨拶を繰り返してきたが、いつもみかんの皮をむいた瞬間のフレッシュな驚きと期待は変わらない。


 この打ち合わせで、とても楽しみなのが弁当である。
焼肉弁当、うな丼、チキンカレー、天丼、大きな海老フライが入った幕の内。長嶋一茂さんは食に人一倍気を使う人だけに、皆すべて日本でも一級品の味がする。




2007.11.14

第10号 エムケイ叶ツ木 信明社長の創造力は、未来へ向かう。

 朝の新幹線で京都へ向かった。大親友の元ソフトバンクテレコム・営業責任者の斉藤さんと、3時間近く新しい事業の話やネットワーク社会の是々非々について意見交換。


 この日は、月刊『美楽』に深い理解をして下さっているエムケイ叶ツ木信明社長に近況報告。
僕自身、雑誌業界は部数を競う時代から、ある程度小部数でも限定された読者にどうリーチしていくかに、変わってきたと思う。その意味で、東京と京都エリアのエムケイタクシーとハイヤーの中に『美楽』を置いて頂いているのは、この『美楽』の社会的価値を高めていく上で重要な意義があると思っている。


 太くて低音の魅力に溢れる声で気さくに話してくれる青木社長は、御目に掛かる度に、”未来へのヒント”を与えてくれる。きっと彼は、運輸業というものを基礎にして、今後の日本において新しいサービス業を模索し、確立してくのではないかな・・・・

 これからの日本の産業界で、もっとも重要な役割を担う経営者の一人であろう。




2007.11.12

第9号 「PRIDE」榊原さんの夢は、マーケットを揺らし驚かし楽しませる。

 榊原さんにリクルートの旧友でもあるトランスコスモスの会長の船津康次さんを紹介する縁に恵まれた。榊原さんは言うまでもなく、総合格闘技のパイオニアで、10年前は果たして定着するかどうかとも疑問視された『PRIDE』を見事な商品に育て上げた。

 今日の昼ご飯の”おかず”は、いづれこのHPでお話することになるだろうが、いづれにしても僕と榊原さんと船津さんが南の島で楽しい仕事をすることで、アジアの注目を浴びることになれば・・・・・と期待に燃えてます




2007.11.09

第8号 中国を代表する書画家 婁 正綱氏

 婁 正綱さんは、いまや中国を代表する書画家の一人である。昨年には『中国近代書家10人』に推薦された。
 1994年、まだオープンしたばかりの福岡ドームのロビーに掲げる巨大な作品の打ち合わせだった。亡くなられたダイエーグループの中内功会長は、
「この女性は、やがて歴史に残る芸術家になるよ」
と最高の賛辞で私に紹介した。

 彼女の行動半径は、ニューヨーク、北京、東京を基点に目覚しい。繊細な発想力と、何時間も筆をとり続ける肉体のバランスは、まさに一級品のアスリートを思わせる。

 毎朝連載される産経新聞の『きょうの言葉』の打ち合わせで、一ヶ月ぶりにお目にかかった。
 この1週間は、電通の成田元会長をはじめ、たくさんの財界人やメディアとのプロジェクトをエネルギッシュにこなしている、との話であった。

来年の北京五輪も彼女とっては、大きなPRの機会になるだろう。





2007.11.01

第7号 御礼

 月曜日から1000名近い人たちに、このホームページリニューアルの葉書を出しました。
そのせいか、今日の夕焼け少年ホームページにはたくさんの来訪者をお迎えしています。
特に、連載中の日刊ゲンダイ『数字のホンネ』が皆さんの参考になっているようです。

 今後ともよろしくお願い致します。


東 正任