DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2012.02.20

第10号 月刊「美楽」2012年3月号

『雪解けの頃』

 地球温暖化といわれてもう数十年経つのだが、いよいよ日本も温暖化を肌で感じるようになってきた。
 ワインの生産地が北上し、拡大していく。
 アイススケート場に氷がはれない。
 北の国の桜の開花が早くなる。
 12月に秋刀魚が旬を迎える。
 
 やがて日本人の心が四季を感じなくなる。





2012.02.17

第9号 マグレガー―Japan Golf Fair2012

マグレガー―Japan Golf Fair2012は、思いのほか好評で、お世辞も含めてマグレガーの展示スペースの評判がいいと、耳にした。
 一方で、この程度の簡単な思想でアピールするだけで、他のメーカーを驚かせてしまうゴルフ業界の稚拙な販売方法も、やや難儀な課題を背負っている。
 要は各社とも、全く同じ広告で競い合っているのだから、悪く言えば、知恵が無いか、ゴルファーを舐めているのだ。
 ”飛距離”信奉・・・・・これほどゴルフを軽薄にするものはない!

 さて、結果として思うに、日本のゴルファーが、品位も、質も、幼児並なのかもしれないし、・・・・或いはゴルフと言うスポーツが、プレーヤーを幼児にしてしまうほど純粋に簡単なのかもしれない。

 バリューゴルフの水口社長曰く
 「2018年あたりは、高齢化で日本のゴルフ人口は30パーセントほど減少するという数字があります。コースも少なくなるでしょうし・・」

  「しかも、消費税や、円安でガソリン代も上がるし、・・・・逆風のゴルフ業界ですね」 

 マグレガーは、ゴルフの持つ伝統と、プレーすることのロマンを、問いかけている。創業以来115年、無数の戦争と、災害と、トラブルを続けてきた地球人は、一体何故に、このスポーツを愛するのだろう。
 これが、今年のテーマである。

 ゴルフを見直そうよ。。。。ゴルフの価値を考えようよ。。。
 






2012.02.15

第8号 東京電力の不透明

 東京電力の不透明は、「犯罪」である。というより、国民を無視して延々と垂れ流れている放射能そのものが、この組織である。政府との情報が公開されないことも、仮にも今日の被災規模が推定できないことも、将来の被害拡大が推測できないことも、停止した施設の再開までの手順も、我々消費者が被る電気代の中身も、・・・・・全てが不透明である。しかも、明らかに確信犯的に、東電の利害を守りながら、また、その輪の中で利権を保持している悪党も、”いまだに、此処の利益を優先して不透明にしている”。

 冷たい雨に晒されて、霞ヶ関の交差点に、テントのような小屋立てて、抗議を行っている人々がいる。霞ヶ関の官僚たちが、見てみぬ振りをしながら
一杯やりに、其処を通り過ぎる。
 
 何かが、根底的に壊れ始め、やがて滝のようにこの国を海の底に沈めようとしている。
 放射能をたっぷり染み込んだ流木に、つかまろうとしているのは、消費者である。
 いやいや、我々も、ふしだらに沈黙をしている限り、ただの古ぼけた流木に、留まるのだ。
 




2012.02.09

第7号 マイファーム西辻君との広告作り

 マイファームの西辻君から、広告制作の依頼があり、図書館や、書店で農業関連の写真集や、書籍や、雑誌をぱらぱらめくる。

 日本の農業行政に関する数字だけの本が、一番イメージが沸きやすかった。それにしても、このジャンルの本は、多岐に渡る、農業政策を誤ると、戦争にもなるし、宗教弾圧にもなるし、国力の低下もあれば、無論飢餓や、内乱、から恋愛関係や家庭問題、教育問題にも普及する。

 結局、御馴染みの弁当をモチーフにした。いい仕事をすると、昼ごはんが無かったら、やってられない。白い米と、梅干さえあれば、もうそれで満たされる。

 人間は、食べることで、生きている。

 さて、マイファームとの合作「美楽米」(ひのひかり)は、お陰さまで好評のうちに、第1回販売分を終了し、来年も、豊作を祈るのだが・・・・
末を行く日本の、農業政策は、現在の野田政権では、見えてこないし、おぼつかない。