2013.04.22
第14号 月刊「美楽」2013年5月号
「股のぞき」
目の前にある日常を、鵜呑みにしていることすら気にならなくなるのが大人の悲しさである。
あの頃は、いつも変化を求め、日常を裏返しに見たり、常識を疑ってみたり、いつも新しい何かを探していた。
それは、言い換えれば生命力の一端であり、年齢や性別とは無関係である。
今、日本人に必要なのは、腰を前かがみにし、股から新しい世界をのぞくことである。
2013.04.19
第13号 カメラマン古賀さんの写真展
カメラマン古賀さんの写真展にいった。
TBSでおなじみの居酒屋を訪問する番組で、居酒屋の経営者に興味を持ちながら、居酒屋のメニューを紹介するそのインタビューの内容が、人間味にあふれている。
従って、一般の雑誌やテレビの特集でメニューや価格ばかりがテーマになっているよりは、インタビュアーのパーソナリティに重点を置かれた番組である。
番組終了時にいつもほろ酔い加減になる古賀さんのコメントは、人情味にあふれている。
そんなカメラマンがカンボジアの貧民層の子供をテーマにしたり、また、高野山をテーマに長期間山に籠ったりするエネスルギーが、どこから湧いてくるのか不思議である。
2013.04.10
第12号 ギター☆マンinスイートベイジル
3回目のギター☆マンが六本木のスイートベイジルで行われた。友人の上田正樹さんをボーカルでお迎えすることもあり、ピーチエアラインの井上社長をはじめ、何人かのお客様をお迎えした。
圧巻だったのは、右腕を骨折して残った左手だけでギターを弾いた山本恭司さんとそれを見合わせながらボーカルをとった上田正樹さんのステージであった。ほとんどの観客はこう思ったと思う。
「70年代のミュージシャンは、今でも生きているし、あの歴史的な音楽ゾーンはしばらく出てこない」