DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2007.11.21

第12号 きみさらすCC帰りの東京湾の夕日は、格別に透けて見える。

 今年は一体、何ラウンドしただろうか。ダイアリーを1月から捲っていくと、ざっと60数ラウンド、プレイしたように思われる。
「思ったより、少ないなぁ・・・・・・」
と言うのは、平日の午後、散歩がてらに9ホール(ハーフ)プレイすることが多いため、回数は多いがラウンド数は思いのほか多くはなかった。


 午前中に4つ5つの会議をこなし、午後1時にコースへ向かう。その殆どは、夜からの仕事に備えるため木更津方面となる。
アクアラインが出来るまで、2時間近くかかった木更津のゴルフコースは、いまや40〜50分の近距離にある。ジェームス・ブラントは、1曲が長いため7〜8曲聴いているともうゴルフ場に到着する。


 この日も木更津市にある「きみさらすCC」へ出掛けた。
1番ホールで、両サイドの枯れ草が音を立てるほどのアゲインスト(逆風)。ティーを短くして、球をやや右寄りに置き、低い弾道のドロウボールを打った。球の落ちどころが良かったのか、ランが30ヤードほど転がった。
 半分減量のためにプレイしているのでカートには乗らず、さほど冷たくない北風に向かって歩き始めると、東京湾の方に向かって見える木更津の丘陵の上に夕焼けに変わろうとしている青い太陽が見えた。

 帰り道を急いでアクアラインを飛ばしていると、さっき見た太陽が僕の好きな”沈みそうな夕焼け”に変わって、東京湾を蜜柑色に”揺らし”ていた。