2012年4月20日 | 2012年5月18日
2012.05.04
第19号 霞ヶ関の冷や汗
東京電力の本社から程近い霞ヶ関の信号の角に、東京電力の”すべての行為”を否定する幾つかのグループが陣取っている。
借り物の運動会のテントのようでもあるが、幾重かに立てかけられた手書きの看板が、原子力に反動する彼らのイデオロギーの本性をにわかに醸し出している。
霞が関には20を越える我が国の行政が集中しているようで散乱して、ビルを乱立させている。
やがて、暑い夏がくると、このテントの中の運動員は、より誇らしく、より逞しく、よりたよやかに、電気のない暑さと戦うことになる。
無関心を装った霞ヶ関の無能な、しかも機械化したロボットたちは、このテントの前を冷や汗をかきながら通ることになる。
友人Aが、福島の原子力発電所で作業をしている。
東電職員は「お疲れ様」の挨拶もしないと、嘆いていた。
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