2009年7月16日 | 2009年7月20日
2009.07.19
第26号 虹色の空
黄色いどんよりとした低気圧が、列島に被さっている。朝からねっとりとした風が体に纏わりついている。梅雨が明けたにもかかわらず、気分は晴れない人が多いのではないだろうか?
自民から民主への政権の移動が確実と言われても、何かすっきりしないのは、”ある時代が中途半端に終焉を迎え、新しい時代が読めない”ストレスから解放されないから。
何かが変わろうとしている。誰が動かしているのか、それとも誰も答えの見つからない経済の法則が働いているか、わからないが、私たちの生活も大きく変化しつつある。
「髪の毛が伸びるのを、毎日見ているとわからない」
・・・・・・と、イマジニアの神蔵さんが、電話で呟いた。
散歩に出ようと、町に出ると、東京の南の空に虹が出ていた。車のルーフを全開にして、シートを倒して、虹を感じていた。
カラパマの「メニイ・クラシック・モメント」を聞きながらうとうとしていると・・・・・・虹は、姿を消した。
さっきまで、空を眺めていた人々が、もとの重苦しい表情に戻り、新橋の駅の方に流れていく。何かを払い落としたいのだろうか、再び空から、シャワーのような雨が降り出した。
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