DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2012.09.16

第33号 浜松町の芝大神宮「例大祭・だらだら祭り」

 浜松町の名前は江戸時代に人工的に植え込まれた防砂林と、江戸湾から吹きすさぶ強い風から増上寺の表参道を行きかう人々を護るための防風林に由来する。

 芝大門から東京湾に抜ける東への道は、埋め立てられる前の砂浜の形状が今でもイメージできる。
 「芝えび」が豊富に収穫できたのだろうか?だらだらと200メートルほどの浅瀬が続いた後、突然“すり鉢”状の急な傾斜の坂道に変わり、現在の海岸通まで伸びている。

 芝大神宮の「例大祭・だらだら祭り」。どこにこの街の住人がこんなにたくさんいるのだろうか?貿易センターの前で、数十人の祭り人が老若入り混じり山車を、盛り上げている。この日ばかりは、愛宕警察の交通課も駐車違反を取り締まれない。

 今年も浜松町に秋が来る。