DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2010.12.10

第51号 季節が見えない公孫樹

 八重洲ブックセンターに来年の手帳を買いに出かけた。時間の流れが縦に読める手帳が、増えている。大型の手帳と、小ぶりな手帳が、数年前と比べると、半々に陳列され、種類も豊富。電子手帳の普及が、騒がれているのに何故だろうか?個人の製作した手帳・・タレント本の延長かな?が増えている。人生時間の管理まで、人の真似をするニホンジンは、何処に行くのかな?3年手帳や5年手帳は、さっぱり売れないそうだ。来年も解からない時代に3年後は、不要だろう。

 季節が見えない公孫樹が、落葉もせずに、かと言って、凛々と歩道に並んでいる。「季節の無い街を出て・・・・」泉谷しげるが、歌っていたが、違う。季節や、時間は、相対的なものではない。自分の心の中で、管理すべきものなのである。

 体内時計、自分時間、手帳も、なるべく罫線の無いシンプルなものがいい。