DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2010.04.01

第15号 中谷彰宏さんのVSN講演会

中谷先生と素直に言ってしまうほどの、中身のアル、タメになる講演会になった。今年のVSN(特定人材派遣会社)の入社式は、赤坂プリンスに2百数十名の新人を迎えた。

「さあ、全員メモを取りなさい!」この一声で始まった講演に、思わず僕も新入社員に帰ったように、身を引き締める。
「怒られなければ、意味が無い!それは、チャンスなんだ」・・・なるほど
・・・・・僕も、良く若い人にハッパかけるな・・・・

人の出会いは、不思議なもので、中谷さんとは20数年前に遡る。
あの夜、確か、藤原和博さんと、3人で飲んでいた。
「博報堂を止めようと、考えてるんです」

僕は、大賛成した。あの頃から、中谷彰宏は輝いていた。鋭敏なコピー、大仕掛けで解かり易い説明(プレゼン)、タイミングのいい視線。若くて洒落たルックス。

それから、一年も経たないうちに作家中谷彰宏は、日本中の書店の”売れ筋”となり、僕の人生の支柱の一つになった。


「これが、みなさんとの出会いだね。また来ますよ」
さりげなく、暖かく、スマートに、”おだやかな春の疾風”のように、演台を降りた。

 僕は、中谷彰宏さんと20年ぶりの小さな握手をして、感謝した。