DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.09.24

第34号 月刊「美楽」10月号 

『おちんちん』

 体が温まると心が温まる。そして、気持ちも温かくなる。気持ちが温かくなると、喜びや悲しみ、怒りや何より人生が楽しくなる。気持ちは私たちにとって生きる上で最も大切な“感情”を司る。
 今の日本では、この“気持ち”がどんどん薄くなっていると思う

 「体が冷えるから、早くお湯に・・・・」
 私は今になっても、湯気の向こうの風呂桶につかった父の声が聞こえている。