DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.09.06

第32号  鹿児島、垂水の十五郎そば

十五郎そばは、父の大好物で、はじめにこの蕎麦を食したのは、大学生の頃。太くてサバサバした蕎麦を、柚子と葱の浮いたたれに漬けて、一気に三枚食べた。
 垂水は、焼酎や、水、それに柑橘類の日本でも有数な名産地であるが、この「十五郎そば」は、文句なしの日本一である。誇大広告ではない、この垂水という、桜島のほとりに佇む小さな町は、やがてこの「そば」でも名前を知られることになるであろう。