DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2007.12.21

第21号 「美楽」特別取材で東京慈恵会医科大学附属病院特任教授の村山雄一氏

 東京慈恵会医科大学附属病院特任教授の村山雄一氏は、お目にかかる前に考えていた通りのスマートな学者。
こんな先生に生死に悩む患者さんたちが身を任せたとすると、まるで潮に身を任せる痛んだ”椰子の実のような浮遊感と安堵感”がその胸に訪れることだろう。
 お話の一つ一つは、数々の研究と、その成果が確固たる柱となって説得力に満ちている。


 今年も数々の痛ましい医療トラブルが、ある時は人為的に、またある時は偶発的に起こってしまった。日本中に1万を超える病院があり、そこにたくさんの医師がいる。医師たちもまた、白衣を脱ぐと生身の人間である。感情もあれば肉体もあり、満足もあれば不満もあり、そして誰にも理解してもらえない疲労もあるであろう。
 村山氏は、そんな中にあってまるで樫の木のように強固な意志と、我々のような素人の取材スタッフに対して柳のような柔軟性で諭すように”体を走る血液”について話をしてくださった。


 「組織は人なり」というが、日本の医療社会にこんな先生が少しでも生まれ育ち、そして影響力を持ってくれればいいな・・・・・・。


 詳しくは、1月20日発売号、月刊「美楽」をご覧ください。
※取材をセットしてくれた慈恵医大の広報室、高橋誠氏にこの場を借りて心から感謝。