DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2002.04.25

4月25日(木)ソウルのコンテンツ界は複雑に絡み合い、まるで日本と同じ模様。

夕方5時のインターコンチネンタルホテルのロビーは、結婚式で大賑わい。日本語の上手なコンセルジュが部屋に案内してくれた。2部屋の続き部屋の向こうで高橋君がネットの接続をしている。ADSLが普及して、ネットカフェが人を集めているが、そこから各家庭への回線の普及状態はわが国の方が進んでいる。FTTHに至っては世界で一番のネット網になるのは間違いない。
今回は、「パワーM」のチョー社長、キムユンジンさんの勉強会が目的。意外とシンプルな日本の芸能界の状況を、部屋のリビングに黒板を用意してまるで教室の講義のように説明した。シンプルな構造ほど、その中の人間関係や利権が複雑に絡み合う。此処のところは、韓国も同じで“生徒さん”はよく理解できたようだ。3時間ほど熱弁を振るった後、通訳が本当にお腹が空いていたらしく、回りも気を使い始め、プルコギの有名な店でご馳走になる話になった。このあたりからいわゆる韓国風接待になり、カラオケから今流行の深夜カフェまで浴びるように深酒の夜。エルトン・ジョンの「YOUR SONG」が翌朝まで耳に残り、通訳の高橋くんは気を使いすぎて乾杯をくりかえし、隣の部屋で酩酊している。
空港に向かうタクシーの両側に再び錆色の入り江が拡がっている。今夜の銀座は、体力勝負になりそうだ・・・。